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馬名で星座も見直そう 2

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 プロキオン(Procyon)はこいぬ座の1等星ですが、プロキオンの近くに3等星がひとつだけ目に付く以外は、これといって目立った星もありません。ですからプロキオンがこいぬ座だといっても過言ではありません。
 こいぬ座はオリオン座の東側30度くらいのところに位置しています。冬の星座のなかではふたご座とともに、最も遅くに南中する星座です。
 ギリシャ神話でのこいぬ座は、鹿にされてしまった飼い主のアクタイオンを、そうとも知らずにかみ殺してしまったという猛犬、メランポスが星座にされたのだといわれています。
 プロキオンは犬の前という意味ですが、これはプロキオンがおおいぬ座のシリウスに先駆けて東の空から昇ってくるためではないかと思われます。
注)南中時刻はシリウスの方が早いのですが、プロキオンよりも南の方に位置しています(赤緯が低い)。ですから東の空から昇ってくる時刻はプロキオンの方が早くなります。
 プロキオンは、オリオン座のベテルギウス、おおいぬ座のシリウスとともに、冬の大三角形を構成しています。3つある大三角形の中では一番こじんまりとしているのですが、シリウスの白色、ベテルギウスの赤色、プロキオンの黄色と、いちばんカラフルな大三角形です。
 プロキオンは距離が11.4光年しかなく、1等星としてはシリウスに次いで太陽に近い恒星です。
 プロキオンは比較的平凡な恒星で、太陽と同じ黄色をしています。プロキオンの直径は太陽の2倍あまりで、表面温度も太陽よりやや高いめの7000度くらいです。
 プロキオンは9.5等の伴星を持つ2重星です。といっても伴星が発見された時の望遠鏡は直径が90cmもある大望遠鏡ですから、素人が手にする程度の望遠鏡ではとても歯が立ちません。
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 オリオンは天下一の狩人として名声がとどろいていました。しかし、「私にかなうものなどこの世にいるものか」と高言してしまいました。これを聞いた大神ゼウスの妻である女神ヘラは猛毒を持ったさそりをオリオンのもとへしむけたのでした。そしてオリオンはさそりにかまれて、毒がまわって死んでしまいました。そんなわけで星座になったオリオンは、今でもさそり座が昇ってくる季節になると、こそこそと西の空へ沈んでいくのだそうです。
 オリオン座は鼓のような形をしていますが、これらの星は1等星2つと2等星5つで形作られており、非常に豪華です。オリオンの中央のベルト付近には2等星が3つ並んでおり、三ツ星と呼ばれています。これらの形は非常に均整がとれており、全天でも屈指の美しい星座といえるでしょう。
 オリオン座にはベテルギウスとリゲルという2つの対照的な1等星があります。ベテルギウスは赤色で恒星の一生の最後の段階を迎えつつある星です。表面温度は3000度でその直径は太陽の700倍から1000倍の間で変化し、これにつれて明るさもマイナス0.1等星から1.2等星の間で変光する脈動星タイプの変光星です。太陽の直径の1000倍といえば、火星の軌道をすっぽり飲み込み、木星の軌道に達する大きさですから、大変なものです。
 これに対してリゲルは表面温度が12000度もある青白く輝く誕生してから数百万年しか経っていない若い星です。リゲルの放つ光の量は太陽の3万倍もあります。たとえば全天で最も明るいシリウス付近までリゲルをもってきたとしたら、半月より明るく輝くことになるのですから、非常な明るさといえるでしょう。
 2つの星はその色の違いからベテルギウスを平家星、リゲルを源氏星とよんだりすることがあります。
 オリオン座の三ツ星の南には南北方向に並んだ小さな3つ星の並びがありますが、これは小三ツ星と呼ばれています。この小三ツ星の真ん中の星をよく見てみますと、なにやらモヤモヤとした小さな雲のように見えます。これが有名なオリオン大星雲です。オリオン大星雲M42は鳥が羽を広げたような形をしており、双眼鏡でも天体望遠鏡でも、それぞれ違った美しさを見せてくれます。
 天体望遠鏡でオリオン大星雲の中心付近を見ると、トラペジウムと呼ばれる4重星が見えます。オリオン大星雲はトラペジウムによって星間ガスが美しく照らし出されています。そして星雲の中からは次々と星が誕生しています。太陽もこのように、どこかの星雲の中で生まれたのでしょうか。
 オリオン座流星群は10月10日から10月30日にかけて活動します。そして10月21日頃に極大となります。1時間あたりの出現数は15個とまあまあ出現します。明るい長経路流星が印象的です。透明度が良くなる時期ですから、徹夜覚悟で一晩中観測してみましょう。
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 おおいぬ座を見つけるのはたやすいことです。なにしろ、全天で一番明るい1等星であるシリウスがあるからです。
 オリオン座の南東方向で白くギラギラ光っており、他のどの星よりも明るい星があれば、それはシリウスです。シリウスとは「焼き焦がすもの」という意味です。それもそのはず、シリウスの明るさはマイナス1.5等星ですから、普通の1等星よりもずいぶん明るく感じます。シリウスは冬の大三角形の3星のうちのひとつです。
 シリウスが明るいのは太陽の40倍の光を放っているせいもありますが、やはりケンタウルス座α星に次いで2番目に近い8.6光年という近い距離にあるためです。
 シリウスは2重星です。伴星は地球の大きさの2倍ほどの大きさしかありません。しかし、密度は水の40万倍という超高密度な星です。このような星は恒星の一生の最後の姿のひとつとされる白色矮星として知られています。この星は条件が良ければ少し大きめの天体望遠鏡で見ることができます。
 シリウスの南には5等級の散開星団M41があります。付近は星の数も多く、なかなか見ごたえのある星団です。双眼鏡でも星がまばらに集まった姿を確認できます。
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